「由利本荘ひな街道」関連のイベントの話題でして・・・
「松皮餅作りに挑戦してみませんか?」という企画でして、由利本荘市矢島町で、ひな祭りに作るお菓子の一つとして、このお餅があるということから、今回、ひな街道にあわせてひな菓子作り体験のイベントが開催されたわけであります。
場所は、矢島駅の裏手にある日新館でして、総勢40名ほどで作り方の体験です。講師は、産直「やさい王国」で、実際に手作りの松皮餅を販売している佐藤くみさんが務められました。
ついたお餅に松皮を混ぜて、餡こを包めば松皮餅の出来上がりなのですが、まずは、この松皮を食べることができる状態にするのが一苦労ということでして、今回は予め用意されていたものを使用しました。
赤松の樹皮の内側の繊維だけを使用するのですが、軟らかくするのに、重曹と一緒に、最低でも8時間以上は煮込まないと食べることができる状態にはならないそうでして、煮込みながら、松皮の外側を取り除くという作業もしなければならないそうなのですが、それなりに下準備には手間がかかるということですね。
煮込んだ後は細かく砕くそうですが、その昔は叩いて細かく、なんてことをやっていたのを今はミキサーを使用するとか言っておりました。
もち米は、餡こをくるみやすくするため、軟らかめに蒸すのがポイントだそうでして、一度蒸し上がったもち米に再度水を足して、二度蒸しの作業をするそうです。
また、一度餅をついてから松皮を練り込むのですが、ついた餅を水に5分程度浸し、粗熱を取ってから練り込むのが、もちを軟らかく仕上げるもう一つのコツとか言っておりました。
練り込む松皮の繊維は、もち米一升に対して、100gが目安だそうです。餅を増量するために松皮を使用していた世代のご高齢の方々は、この量では少なくて物足りないと言うそうなのですが、松皮を増やして実際に作ってみたところ、松臭くて、自分たちにはとても食べれるものではなかったそうであります。
さて、松皮をお餅に練り込んだ後は、ちぎり分け、用意された餡こをくるむだけです。1個あたり、餅65gで、餡こが30gが標準だそうなのですが、同じ重さに切り分けるのは簡単ではありませんね。
出来上がったら、早速試食、つきたて、出来立ての松皮餅、とてもおいしかったです。用意された餡こも通常、製品に使っている手作りの餡こということで、これまたおいしさを引き立てておりました。
ちなみに、隣にあるお餅は、赤く着色したいらこを塗った餡餅でして、これもひな祭りのお菓子として作るものだそうです。
講師の佐藤さんは、矢島町生活研究グループ協議会のメンバーでもあり、郷土の食べ物を町の人たちに作ってもらおうと、家庭にある電動の餅つき器を利用して、松皮餅を作る方法を地元の人たちに教えたりしているそうです。でも、今回のような広く公募したイベントでの講習会は初めてだそうで、少々、緊張されていましたが、お餅を同じ重さに切り分ける手際の良さなどは、さすがだなあと関心をしました。
今まで産直の商品としてしか見ていなかった松皮餅ですが、講師の方のお話を聞いていると、郷土のものを大切にし、後世に残したいという思いが伝わってきました。
でも、赤松の皮を煮て、軟らかくした松の繊維を用意するのは大変なので、出来立てのお餅が家庭で食べることができるように、下ごしらえした松皮をやさい王国で販売してもらえないものかなと思うのですが、いかがなものでしょうかねえ・・・
ということで、松皮餅の作り方の講習会という話題でした。
由利本荘ひな街道
由利地域振興局総務企画部
地域企画課 企画・地域振興班
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