はたはたのぼり

にかほ市象潟の道の駅で見かけたネタで・・・

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道の駅の売店のある建物へ入り、ホールの方へ行くと、新しい南極観測船も無事、「しらせ」になったというお祝いの垂れ幕が目に入りました。

やっぱり地元にとってはめでたいことだよねえ、なんて思いながら見ていたのですが、その垂れ幕の周りに、たくさんの「こいのぼり」らしきものがあるのが目に入ったしだいです。
でも、なんで、この時期にこいのぼり?、あっ、そうか、もうすぐひな祭りだし、いや違う、こいのぼりは端午の節句、なんて一人でぼけと突っ込みをしながら考えたわけでして・・・(笑)

で、周りを見渡すと、「秋田県魚 はたはたのぼり」という表示を発見、そういえば、そんなものを考案したなんてのを聞いたことがある気が・・・、それがこれかあ、と納得したしだいであります。

確かにデザインはこいのぼりではなく、ハタハタに見えますね。でも、ハタハタと聞かなければ、直ぐにはイメージしないのかなあなんて・・・

1つ、1575円で販売されていました。こいのぼりに飽きたあなた、はたはたのぼりは、いかがですか?

道の駅象潟「ねむの丘」
にかほ市象潟町字大塩越73-1
TEL : 0184-32-5588
FAX : 0184-32-5677

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加飾卵殻技法

秋田の工芸品のご紹介ということで・・・

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現在、秋田県立博物館にて、「秋田の手しごと」という企画展示を行っている(~4/13)のですが、それに関連した実演として、タイトルの「加飾卵殻技法」なるものが行われていたのを見かけました。

ぱっと漢字を読んだだけでは分かりにくい技法なのですが、ようするに、卵の殻を使ってデザイン画を作るというものであります。

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漆塗りの板の上に、下絵を施し、その上に前処理を行った卵の殻(うずらの卵だと言っておりました)を貼り合わせていくというものでして、貼り合わせるための糊も漆を使用しているそうであります。
見た目では卵の殻だとは思えないようなきれいなできばえでして、こんな作品の作り方もあるのだなあと、ただ感心をしたしだいでした。

で、この技法の実演を行っている方ですが、船木奈緒子さんとおっしゃいまして、秋田公立美術工芸短期大学で学び、卒業後、漆工を職として、活動されている方だそうであります。

この「加飾卵殻技法」の他、写真のような物も手がけれおられるとのことでして、来月、3/20~23には秋田市大町のcoco laboratory で「漆と金属」という作品展が開催され、そこで、色々なものを見ることができるそうです。

ちなみに、この蝶々と花のデザインの作品の値段は?と聞いてみたのですが、売り物ではないので値段はつけられないと言われてしまいました。

ということで、「加飾卵殻技法」の話題でした。

漆と金属
3/20(木)~3/23(日)
11:00~20:00(21日は18:00、最終日は17:00)
coco laboratory(ココラボラトリー)
秋田市大町3丁目1-12川反中央ビル1F
TEL : 018-866-1559
FAX : 018-866-1559

秋田県立博物館
秋田市金足鳰崎字後山52
開館時間 :
4月1日~10月31日・9:30~16:30
11月1日~3月31日・9:30~16:00(平成19年度は16:30まで臨時に延長)
休館日 :
毎週月曜日(ただし、祝日・振替休日と重なったときはその次の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
全館燻蒸消毒期間(10月22日~10月26日) 

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天鷺ぜんまい織り

昨日の天鷺村(由利本荘市)の話題の流れということで・・・

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由利本荘市岩城町の伝統工芸品、「天鷺ぜんまい織り」です。もともとは、「ぜんまい白鳥織り」と呼ばれていた織物でもあります。

山菜のゼンマイの綿毛や白鳥など水鳥の羽毛が、絹糸と真綿の手紡ぎ糸に織り込まれているのでこう呼ばれているのですが、ゼンマイの綿毛が織り込まれている織物は全国的にも珍しいものだそうです。

亀田藩があった岩城町は、江戸時代から織物が盛んだったそうなのですが、ぜんまいの防虫、防カビ効果と白鳥の羽毛の撥水効果に着目し、明治時代にこのぜんまい白鳥織りが考案され、この町の独特の織物になったということです。

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しかしながら、伝承する人がいなくなり、一度途絶えたそうですが、写真に写っている山崎さんと高野さんが手探りで復活させたそうでして、織物作業の様子は、天鷺村内で見ることができます。
織物の歴史や解説については、こちらのHPの方により詳しく書かれていますので、参考にしてください。

貴重な織物なので、高価な代物ですが、一度買い求めた人が再び購入するぐらい人気があるようです。ちなみの冒頭の写真の着物は50万円と表示されていました。

今のところ、さらにこの織物を継承するという後継者がいないようなので、再度途絶えてしまうのかなあと心配になるのですが、生活に必須ではなく、商業的にも向かない、芸術的な伝統工芸品を世に残すことはやっぱり難しいよなあ、と思いながら織物をしている姿を見させていただきました。

史跡保存伝承の里「天鷺村
由利本荘市岩城亀田亀田町字亀田町92-2
開村時間 :
3月~10月:午前9時~午後5時
11月~2月:午後9時~午後4時
休 村 日 :
毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日)
12月29日~1月1日及び1月中旬の5日間
入村料金 :
お一人様:400円、中学生以下:無料

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酒林

流れのついでに、秋田空港ターミナルビルの売店で見つけたものを・・・

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何かというと、写真のものでして、「酒林」というそのまんまの名前で売られている工芸品です。ご存じ、新酒を仕込む時期になると、酒蔵の前に飾られる杉玉ですね、それのミニチュアです。

先月でしたかね、湯沢市の本年度地場産品創出コンクール審査会なるものが開催されたのですが、見事、民工芸部門大賞に輝いた品ものでして、湯沢市の「湯~とぴあ特産会」というグループが考案したものであります。原材料には、杉チップや山苔などを使用しているとか・・・

作られた方は、酒蔵グッズというカテゴリーがあっても良いのではということで、これを考案されたとも言っておりまして、なるほどなあ、美酒王国秋田なんだから、お酒そのものだけではなく、このような酒蔵グッズと合わせて販売すればもっと注目されるというのは、なかなかの着眼点だと感心してしまいました。

実際に現物をながめると、これがなかなかよくできております。傷む心配もなく、長期間飾れるものだそうなので、機会があれば、県外の方への何か贈り物にでもしようかなあなんて思ったしだいです。
価格は2100円とありました。好きなお酒とのセット販売もあるようです。

自宅で酒蔵の雰囲気を?ということだそうでして、気になった方は、空港の売店を覗いてみてください、私が見つけたときには、ティラノサウルスがある一角に置かれていました。

県内の工芸家による酒蔵グッズ、このあとに続いて欲しいものであります。

湯~とぴあ特産会
湯沢市表町1丁目1-32
TEL : 0183-56-6080

秋田空港ターミナルビル
秋田市雄和椿川字山籠49
TEL : 018-886-3366
FAX : 018-886-3050

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