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白銀の田んぼ

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気が付けばもう12月・・本格的な冬の到来です。

雪の合間の日差しが降り注ぐ田んぼの風景・・これをゆっくりと楽しむ暇も無く、あくせくと毎日忙しく、生きていくためには働かなければならないのですが、働けど働けど収入が増えるわけでもなく、収めなければならない税金や社会保険料が急速に増え続けており、雪国における暮らしぶりは益々やっかいなもに変わって行くのです。

田畑が身近にある通り、秋田はもともと一次産業が盛んな地域です。でもって、行政は一次産業だけでは地域が活性化しないと言い六次産業化の推進を行っています。
でも、交付される補助金で造られるのはカラオケの施設・・これじゃあ、より豪華なカラオケの施設があり仕事も見つかりやすい都会へと人が出て行くのも無理は無いわけですね(笑)。

役所が地方創生や地域活性化を謳い税金をつぎ込む政策を行えば行うだけ人の流出が止まらなり、かえって過疎化が進むという話があるのですが、無駄なハコモノや結果を問わない事業に納めた税金が使われ、出来てしまった巨大で豪華なハコモノの維持にさらに税金が使われ、必要不可欠であり日々の生活に密着したことに税金が回らなくなる。なので、より生活がし辛くなると見越した若者が高校を卒業を最後に、二度と戻ってくるものかと決意することに納得するしだいです。

妙なハコモノを造るぐらいなら、地域を元気にするためにスポーツにと力を入れているのだから、J2の要件を満たせる球技場にすべく既存の施設の改修をした方が有意義かなと・・悲願のJ3優勝を果たしたサッカーチームのニュースを見ながらそう思うのです。そうはならないのは、新規の建設でなければ利権のうまみがないと、役人の建設族議員への忖度が働いているのかなと(笑)

そうそう、活性化のためのハコモノ事業といえば、「あきたタニタ食堂」・・来年の三月を以って勇気ある撤退だとか。秋田県人の口にはおよそ合わない健康的な食事を提供する施設なので、せいぜい一年持てばと、食堂ができた当初にそう思っていたのですが、三年以上持ったということはがんばって企業努力していたんだなあと今更ながら感心します。
タニタ食堂が撤退した後は一層のこと、「あきたしょっぱいもの食堂」を開業してはと思うのです。秋田県人はドンだけしょっぱいものが好きで、日々このようなものを食べているんだと健康には縁の遠いメニューを提供したほうが全国から注目してもらえるのではと。

さて、今年の漢字は「偽」かなと・・企業のデータ改ざんや嘘の証言があふれている日本の社会を見て、個人的な予想をしているのですが、秋田も今年、知事の偽りで騒ぎが起きました。殿様の血を引く知事・・さすが厚顔無恥・・平気な顔をして未だ知事を続けています。これから大雨になるという予報がメディアで盛んに言われていた中、県職員を引き連れ大好きなゴルフへお出かけ、記者会見では嘘を交えた見苦しい言い訳ばかり、自分が公僕ではなく殿様だと思っている証拠かなと考えるわけです。まあこのような行政に日々接している見識のある若者は「もっと秋田が嫌いになる」ことでしょう。

地方の活性化はここに住み続けたいと思う人々が知恵と勇気を出して協力し合い、活動をすれば良い訳で、増税につながる国からの交付金目当ての事業は止めてほしいと願うのです。

行政が行っている迷惑な事業、役人への手厚い保護を止めれば増税どころか、消費税も撤廃できるのではと、最近毎日流れている増税案のニュースを聞いて、そう思っているしだいです。

そういえば・・季節ハタハタの接岸が遅れているとか・・ハタハタの漁獲量も年々減る一方で、秋田は神の魚であるハタハタにも見放されたということだろうか。それとも木造船にしてやられたか。

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