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チョウクライロ舞

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にかほ市象潟町の金峯神社にて行われた伝統行事「小滝のチョウクライロ舞」です。約1200年の歴史を持つこの舞は、国の重要無形民俗文化財にも指定されていまして、毎年6月の第2土曜日に開催されるお祭りであります。

その昔、鳥海山に手長足長という悪鬼が住んでいたそうで、それを法力により慈覚大師が退治したそうでして、その時に神恩に感謝のお祭りをしたのがこの舞の始まりになったとかでして、「チョウクライロ」という呼称の由来は「長恭蘭陵王」にあるそうです。

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神様への奉納の舞ですので、舞が始まる前に、本殿にて例祭があり、終了後に神様が御輿に移られ、舞台前へと運ばれるという手順となるのですが、本殿から舞台までは険しい階段があり、担ぎ手が息を切らせながら登るという程、急な階段です。

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さて、舞が行われる舞台は、チョウクライロ山という名の山に例えられているそうでして、以前見たときには単なる石垣の台という印象でしたが、この日は、四隅に忌竹が立てられていまして、いかにも神事が行われる舞台だという雰囲気がありました。

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まずは、獅子の舞から始まりまして、その後、第1~第7の舞の奉納です。冒頭の写真が第1の五穀豊穣を願う舞なのですが、「タイシトンサッサ」とというお囃子がユニークで印象的でした。

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6人の子どもたちによる「小児の舞」が「延年チョウクライロ舞」と呼ばれる舞だそうでして、延年長寿を願う舞だそうです。

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花笠のいでたちの子どもたち、緊張した表情をしながらも、お囃子に合わせ手順良く舞を披露し、大活躍です。

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写真は、この舞で使用する「陵王」と「奈曽利」のお面なのですが、近くで見ると、あちらこちらと傷んでおり、歴史を感じされるものでした。
老朽化も著しいようでして、裏側の一部は樹脂で補強されているようなことをお面を運んでいる人が言っていまして、急遽、セロハンテープで補強している部分があるとも・・・

威勢よく掛け声があるというような派手なお祭りではないのですが、厳かな雰囲気が漂うお祭り、伝統を感じさせていただきました。
このお祭りも、小子高齢化の波にさらされているということで、保存会の方々を悩ませているようでして、人口減少の中、秋田の伝統行事をどのように守るのか、その地域だけではなく、県民全体で考えなければならない時がきているのかと考えるしだいです。

小滝のチョウクライロ舞
開催日 : 毎年第2土曜日
金峯神社
にかほ市象潟町小滝字奈曾沢1

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コメント

このお祭りは、毎年ニュースになるので気になっていたのでした。
この記事を見てなるほど、と参考になりました。
ありがとうございます。

投稿: ペチママ | 2008/06/16 14:18

ペチママさんへ

参考になりなによりです。

とはいうものの、私も初めてこれを見たのですが、TVの映像と実物を見るのでは、全く印象が違うということがよく分かりました。

投稿: arube | 2008/06/16 19:55

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