長坂稲荷神社梵天まつり
由利本荘市大内で開催された「長坂稲荷神社梵天まつり」の様子です。
旧大内町の長坂地区で毎年この時期に行われる神社への梵天奉納でして、200年以上の歴史があると言われております。
秋田県内各地で、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛など、様々な願いをこめて、梵天の奉納のお祭りがあるのですが、ほとんどが1、2月の開催に対し、この梵天まつりは3月にと少し遅めの開催になっております。
各地区の若衆たちが「ジョヤサ!ジョヤサ!」と掛け声とぼんでん唄を唄いながら、それぞれ個性的な梵天を担いで神社を目指し集まって来ます。
神社へ集合した後は、順番に、ぼんでん唄を披露した後に、参道を駆け上がるわけですが、雪道なのと、酔っ払っているのもあって、足を滑らせながら、息も切れ切れにと、大変な思いをしながら本殿へと向かっておりました。
本殿へ到着後は、本殿内へと大きな声を掛けながら、威勢よく奉納されるわけですが、神棚に梵天を突っ込む若衆とそれを阻止しようとする若衆のもみ合いになり、本殿内は両者が入り乱れ、熱気と湯気でムンムン、おまけに酒の匂いもムンムンになります。
奉納後は境内に集まった人たちへの餅まきが始まるわけですが、幼い子供たちがいるところへ優先してまかれるようでして、私みたいな野郎が手を出していても飛んで来ることはありませんでした・・・
梵天奉納は梵天の出来栄えを競い合う、梵天コンクールも兼ねているということで、今年のコンクールで優勝した梵天は、この写真の梵天にです。
参道前には、各家庭で飾るミニチュアの梵天が売られていまして、ご年配の方々が買い求める姿が見られました。
毎年、梵天まつりが終わると春がくると言われており、春を呼び込む行事でもあるそうですので、これで雪の季節も終わり春がやって来るということですね。
奉納される梵天、昔はもっとたくさん上がったものだと、たまたま隣にいたご年配の方が言っておりました。今年も昨年より、一つ減ったとかで、寂しくなると同時に、存続が危ぶまれているのかなあと感じました。
人が減るということはやっぱり様々なところへ影響を及ぼすものですね。秋田の人口減少なんとかならないですかね・・・
長坂稲荷神社(切通稲荷神社)
由利本荘市長坂字三嶽前
梵天まつりは毎年3月第2日曜日に開催
| 固定リンク
|
「Event」カテゴリの記事
- Bonden River Crossing(2013.02.15)
- Beginning of spring(2013.02.04)
- Cold-water ablutions(2013.01.29)
- Naked festival(2013.01.27)
- Yosakoi Kids 3(2012.09.28)
コメント
これニュースで見て、arubeさん行ってそうと思ったのですが、ずばりでしたね。
投稿: negoo | 2008/03/10 12:35
negooさんへ
行動を読まれちゃいましたか
でも、ニュースを見てこのブログを思い浮かべていただいたのは、光栄ですね。
投稿: arube | 2008/03/10 20:43