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天鷺ぜんまい織り

昨日の天鷺村(由利本荘市)の話題の流れということで・・・

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由利本荘市岩城町の伝統工芸品、「天鷺ぜんまい織り」です。もともとは、「ぜんまい白鳥織り」と呼ばれていた織物でもあります。

山菜のゼンマイの綿毛や白鳥など水鳥の羽毛が、絹糸と真綿の手紡ぎ糸に織り込まれているのでこう呼ばれているのですが、ゼンマイの綿毛が織り込まれている織物は全国的にも珍しいものだそうです。

亀田藩があった岩城町は、江戸時代から織物が盛んだったそうなのですが、ぜんまいの防虫、防カビ効果と白鳥の羽毛の撥水効果に着目し、明治時代にこのぜんまい白鳥織りが考案され、この町の独特の織物になったということです。

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しかしながら、伝承する人がいなくなり、一度途絶えたそうですが、写真に写っている山崎さんと高野さんが手探りで復活させたそうでして、織物作業の様子は、天鷺村内で見ることができます。
織物の歴史や解説については、こちらのHPの方により詳しく書かれていますので、参考にしてください。

貴重な織物なので、高価な代物ですが、一度買い求めた人が再び購入するぐらい人気があるようです。ちなみの冒頭の写真の着物は50万円と表示されていました。

今のところ、さらにこの織物を継承するという後継者がいないようなので、再度途絶えてしまうのかなあと心配になるのですが、生活に必須ではなく、商業的にも向かない、芸術的な伝統工芸品を世に残すことはやっぱり難しいよなあ、と思いながら織物をしている姿を見させていただきました。

史跡保存伝承の里「天鷺村
由利本荘市岩城亀田亀田町字亀田町92-2
開村時間 :
3月~10月:午前9時~午後5時
11月~2月:午後9時~午後4時
休 村 日 :
毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日)
12月29日~1月1日及び1月中旬の5日間
入村料金 :
お一人様:400円、中学生以下:無料

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コメント

どこも伝統工芸の後継者難は深刻なようです。
確かに伝統工芸品は味わい深いのですが、何しろ完全な手作業なため、量産が難しく高価。
それにデザインも必ずしも今の若い人に受け入れられない。それに代わるような量産品が出回っている現在、生き残ることは並大抵ではないわけで・・・。
やはり、行政側の本格的な後押しが必要と思いますが、ほとんど手つかず状態ですね。
実は、伝統工芸品を作る側にも一子相伝とかにこだわることを改めなければ、やがては消える運命にあります。
県や市の文化課に動いてもらいたいですね。

投稿: じゃんご | 2008/02/24 23:07

じゃんごさんへ

必需品ではなくなった工芸品を世に残すのは、おっしゃるとおり、商業ベースとは切り離した、行政による保護が必要かと思います。
でも、財政難の折、分かってはいても話がなかなか進まないのかなあと、危惧されますね。

投稿: arube | 2008/02/25 10:22

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