田園風景
鳥海山をバックにしたのどかな田園風景です。由利本荘市西目町の田んぼで撮影しました。天気が良いと鳥海山と田んぼの緑とのコントラストがとても鮮やかであります。
青々とした田んぼを見ていると、おいしいお米が安心して食べることができるのも、農家の方々のおかげですということをあらためて感じるわけです。
さて、6月に入ると県内各地、田植えも終わり、どこへ行っても広大な田園風景を見ることができるのですが、やはり近年は田んぼから畑へ転作したところや、耕作されていない荒れ果てた休耕田がたくさん目に付くようになりました。
消費の低迷による国の減反政策の影響ですが、戦後間もない頃は食料の大増産だと言って田んぼを整備拡張したにもかかわらず、あえなく減反政策へ転換、毎度その場限りの政府の政策にはほんと困ったものですね。
秋田県は米所でありますので、当然のことながら農業従事者の割合は高いわけであります。でも、田んぼを持っていてもお米が作れないなんて、米所としてはとても困った問題であり、秋田県の元気の無さの一つの要因になっているのではとも考えます。
でもって、毎年減っていく米の生産量を増やすことができないのかということで、今注目されているのが、人の食料用ではなく、家畜用の飼料米やバイオマスエネルギー用のお米です。世界的なバイオエネルギーブームでトウモロコシの価格が高騰していて、飼料の調達にもままならないということで、トウモロコシに変わってお米使おうというものです。
エネルギーとしては、お米からエタノールをを造りそれを利用するというものですね。要するにお酒の醸造と同じ原理ですね。
ということは、米所とお酒所の秋田県としてはもってこいの話ではないかなと思っております。酵母の探求・開発も得意としていますので、よりアルコールへの変換効率が高い酵母を見出すことなんてのも、秋田県ならできるのではと思います。
採算を合わせるためにはいかにしてお米の収量を上げるかとか、稲作のコストを劇的に下げるかとかを考えなきゃならないので、ハードルはそれなりに高そうで、簡単ではないようですが、お隣の山形県では既に積極的に取り組んでいる地域があるそうです。
秋田県ではまだ本格的にやっているという話は聞かないのですが、どうなってるのでしょうかね。
これまでは、おいしいお米とおいしいお酒を造ることに専念していたので、今更、おいしくなくてもいいからただ効率よく生産しましょうなんて言われても困ると、プライドの高い秋田県民ならそう言って断りそうな話ではあるのですが・・・
でもせっかくのチャンスです。もともと秋田の強みである、お米作りとアルコールの醸造、これを活かさない手はありません。
休耕田を復活させ、新たな目的の米作りをはじめる試み、県の政策として重点的に行っても良さそうな気はするのですがいかがなものでしょうか?
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コメント
田園の風景はいいですね~。
そういえば、ジプリの「おもひでぽろぽろ」で山形の農業青年(柳葉敏郎)が、「里山の風景は、自然だけでもなく、人間だけでもなく、自然と人間が協調して作り上げた風景なんだ」という意味のことを朴訥とした東北弁でしゃべっていたのが印象深かったです。
アルコールというと、ウォッカのスピリタスを飲んだ時は、さすがに 「こんなもん人間の飲み物じゃねぅ~」って思いました。アルコール度数92%だと、エチルアルコール舐めてるのと変わんないす。70回も蒸留を繰り返すこの酒造りの情熱は良く判らんす~。
アルコール作りに適した材料は、ビート(サトウダイコン)、ジャガイモ、トウモロコシ、大麦小麦・・・米でやるとしたら発芽玄米あたりかな?一般的な日本酒作りとは まるきり手法が違うと思いますが。
単位面積あたりの収穫量、育成工数(八十八の手間をかけて)、他の穀物並みのストに見合うのは、なかなか大変そうですね。
投稿: ちゃた | 2007/06/07 21:28
ちゃたさんへ
毎回丁寧なコメントありがとうございます。
アルコールへの発酵の便宜性を考えるとトウモロコシとか、糖分を持つ作物が一番なのですが、秋田伝統の稲作を活かせないかということであえて米の活用という話をさせてもらいました。
投稿: arube | 2007/06/08 20:52
8/9 毎日新聞で
エタノール:増産目指し、稲わら原料に実証試験 農水省
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070809k0000m020142000c.html
って記事がありました。 ご参考まで
投稿: ちゃた | 2007/08/09 08:47
ちゃたさんへ
いつも情報ありがとうございます。
食べられる部分よりも捨てる部分を利用でることは良いことですので、うまくいけばと思います。
投稿: arube | 2007/08/09 20:28