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松林の再生

1_22 写真は由利本荘市西目町の国道7号線沿いの海岸です。かつてはここには立派な松林があり、国道を走る車を強風から守る防風林として活躍していました。
しかし、いつの頃からか松枯れが目立つようになり、一本また一本と松の木が姿を消し、約8年前の冬の始まり時期の大雪によりとどめを刺され、完全に消失してしまいました。

防風林が無くなったということで、数年前に写真のようなネットが冬の間、張られるようになりましたが、やはり、元の姿に戻そうということで松の植林が行われております。
松林は防風だけでなく、防砂の役割も持っており、大地が荒れ果てるの防ぐのには重要でありますから、植林を推進するのは当然と言えるかもしれません。

松枯れの原因は長らく、「マツノマダラカミキリ」という名を持つ体長18mm~28mmほどのこげ茶色をしたカミキリムシ、いわゆる「松食い虫」が原因とされていましたが、1970年代に真犯人は、「マツノザイセンチュウ」という線虫だということが解明されました。
マツノマダラカミキリはこの線虫の運び屋だった分けですが、明治時代以降長らく松を食い荒らし松枯れを引き起こす犯人の扱いをされていた分けですね。

昔からいた虫が突然松を大量に枯らす原因となることは考えにくいので、真犯人探しをもっと早くにしていれば、無意味な農薬散布により線虫を持ったカミキリを飛散させ、今のような秋田県を含む全国区の松枯れは無かったのかもしれませんね。
この松枯れの犯人のマツノザイセンチュウは北米からの松の木の輸入によってもたらされてとされています。北米の松はこの線虫に対し耐性があるので問題はないそうですが、日本の松は耐性が無いためこの線虫が侵入すると松内部の組織がおかしくなり、松の内部で水分を運ぶことができなくなりやがて枯れてしまうそうですね。

2_30 松林の再生に対しては、このマツノザイセンチュウの耐性を持つように改良した黒松を植樹しているそうですが、数年前に植樹された松の中には既に茶褐色に変色した木も見受けられるので、再生はそうは簡単にできないものなんだなと感じております。
順調に育っても、木は孫の代のために植えると言われているので、元の松林になるのには何十年もの月日がかかることであり、木を失った代償は大きなものがあると痛感させられます。

松の植林をするなとは言いませんが、日本の松に対しこのマツノザイセンチュウへの完全な対策はまだできていないとも聞いていますので、この松さえ植えれば大丈夫だなんてむやみに言って、結局枯れてしまうような無駄な植林だけはしないで欲しいと思っています。
行政は責任感がないので、出鱈目なことを言って植林を推進するなんてこと平気でやりそうですからね。

でも、私が生きているうちに以前のような松林に戻ることは無いのだろうなあとは思っておりますが・・・(笑)

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