地球に優しいエネルギー源
「地球に優しいエネルギー源」と題した、自然エネルギーの発電システムを体験し学ぶセミナーの話題です。
秋田市にある秋田大学地域共同研究センター主催のイベントで、親子25組の参加がありました。実のところ、2月の中旬にあったイベントなのですが、すっかり書き忘れていたのを思い出し、月末の今日の書き込みとなりました。
エコロジーに関する教育として自然エネルギーについて子供達に知ってもらうというのが主催者の目的です。ということで、
小学生の親子を対象にした体験型のセミナーですが、内容としては小学生にとってちょっと高度すぎるかなと思うようなところもありましたが、教材は全て予め使いやすいものが用意されており、大学の先生だけではなく、学生のスタッフも手伝ってくれるなど子どもへの気配りがちゃんとされていました。これが参加費無料だからこれまた驚きです。
最初は燃料電池のモデルを作ってみようです。大学らしく冒頭の写真のようにPCを使って動作原理から説明です。子どもには難しい話ですが、まあ、何も説明しないわけにはいかないのでしかたがありませんかね。
フィルムのケースをセルにして、鉛筆の芯を電極、お茶を電解質にして燃料電池を構成します。本当は燃料になるものをここに注入すべきなのですが、今回は乾電池を用いて電気分解をして、フィルムケースの中に水素を充填しました。
数分間電気分解させたのち、今度は、LEDを接続します。そうすると、充填された水素を燃料にして電気が発生してLEDが光ると言うものです。
子どもは何が起こっているのかちんぷんかんぷんのようで、LEDが光のを見てただただ驚いているだけでした。
さて、次は、太陽電池です。これは市販の小さな太陽電池パネルを使うだけということで、組み立てるのは取り付ける家の模型です。厚紙でできた家をデザイン通りに切り抜いて組み立てるのですが、家の絵はこの大学の学生がデザインしたということでした。家具などの細かい部分も立体にできるようになっていてなかなかの凝りようでした。
家を組み立てると、太陽電池のパネルを家に取り付けて、後は照明に見立てたLEDに接続すれば完成です。
ちょっと、冬場なので発電しにくかったのですが、なんとか窓際で太陽光にかざし光らせることができました。
そして、最後はペットボトルを用いた風力発電基の作製です。これは少々時間がかかりましたね。ペットボトルを風車にして、モーターを回し発電するというものですが、使用するモーターも立派な発電用の性能の良いモーターでしてこれまた感心しました。
ペットボトルを切り、羽を広げ、羽を風の当たりやすいように曲げ、歯車などを貼り付けて、最後にモーターへと接続です。
台は別の水入りのペットボトルでして、部品にリサイクルのものを用いているのも「地球に優しい」というタイトル通りです。
組み立て完成後は、用意された扇風機の前にかざし試運転です。羽が回転し、取り付けたLEDは光ると、みんなうまく行ったとばかりに大喜びでした。
お昼を挟んで約半日のセミナーでしたが、普段でできない興味深く勉強になる体験ができて楽しめました。参加して正解でしたね。ただ、子どもは最後まで原理が分からずLEDが光ると成功、としか思えなかったようですが・・・(笑)
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コメント
arubeさんは、文章を書かせてもピカっと、光るものを持ってるのですが、科学もいけるのですね。多才に脱帽です。
それと、近所のおいしい物ですが、金浦の渥美のかりんとう、大好きです。記事にしてみてください。このかりんとうは、夏は作れない代物だそうな・・・・
投稿: ペチママ | 2007/02/28 17:29
ペチママさんへ
文才があるかのごとくおほめいただきありがとうございます。もともと理系の人間ですので、どちらかといえば科学の方が専門です。
あつみのかりんとうですか、そういえばしばらく買ってなかったですね。今度、金浦方面に行ったときに立ち寄って記事にしてみますね。リクエストいただきありがとうございます。
投稿: arube | 2007/02/28 20:09