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きりたんぽ

Sany0113 シーズン突入ということで、「きりたんぽ」です。今更ここで紹介することの無いほど有名なもので、秋田と言えばの三指に入る名物だと思います。

炊いたお米をすりつぶして、杉の棒にちくわのように巻き付け、炭火で焼いたものですが、形が「たんぽ槍」ににていることから「たんぽ」で、鍋に入れるときには切り分けるので「きりたんぽ」と呼ぶようになったとのことです。
鍋料理としては元々、「マタギ」という猟師の郷土料理だったそうですが、江戸時代に地元の藩主に献上するときに、名前を聞かれ、この「きりたんぽ鍋」という名前を命名したとも言われています。

現在の鹿角市が発祥の地と言われていますが、鍋に欠かせない比内地鶏が大館市にあるので、どちらかというと、「きりたんぽ」は大館が本場のように宣伝されています。
ちなみに、比内鳥は天然記念物の山鳥なので食べることはできません、食べているのは食用に改良された品種の比内地鶏です。

全国的に知られているように鍋で食べるのが主流ですが、写真のように炭火であぶって味噌タレをつけて「みそたんぽ」としておやつ代わりに食べるのも県内ではよく見かける光景です。

県外に人にはお餅だと誤解されることがあるのですが、お餅ではありません。もち米を混ぜることはあっても、もち米100%で作ることはないようです。表現が曖昧ですが、お餅と焼きおにぎりの中間といったところでしょうか?

さてとここまでがありきたりの解説なのですが、個人的な意見を追記ということで、
そもそも、きりたんぽは、先に書いたように、元々はマタギの食べ物であり保存食であます。ということはとてもおいしい美食の郷土料理と言うわけではありません。
マタギが猟に出かけた先でご飯を食べるために持ち歩いたものですが、何せ保存食ですから固く冷えたご飯の塊をそのまま食べるわけにはいかない、しかたなしに鍋に入れてほぐして食べたというのがそもそものきりたんぽ鍋の始まりです。
お米も屑米を利用するのがごく普通でしたから、昔ながらを再現すれば多分、おいしくはないというのが本当のところかと思います。

やはり郷土料理として広く一般的になったのは、前出の比内地鶏とコラボしたことによる成功だと考えられます。比内地鶏のおいしさと、屑米ではなく、新米で作ったきりたんぽを組み合せることによって、秋田名物として君臨できたのではないでしょうか。

個人的にはおいしいお米はわざわざ「きりたんぽ」にしないで、炊き立ての銀しゃりで楽しむのがもっともおいしいお米の食べ方ではないかとも考えるのですが・・・

そうそう最近は都市部と中心に県外のスーパーでも店頭にごく普通に売られて売られているので、わざわざネットでお取り寄せしなくても手に入るようで、流通のすごさといいますか大手スーパーの商魂には驚かされますね。なので、遠方の知人に送ろうか?と言っても、近くのスパーで売っているからいらないと断られることもあります。

ことのついでに、きりたんぽの通販のサイトをいくつか紹介しておきます。

きりたんぽの蕗田屋 (検索をかけるとトップにでるほど有名です)
さいとうのきりたんぽ (地元スーパーでよく見かけます)
秋田ニューバイオファーム 元祖秋田屋 (由利本荘市代表ということで)

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コメント

僕などは、この食べ物を東京ではじめて食べたものです。

(それほどありがたいものとは思っていません。むしろ接客用に利用しています。)

投稿: 653 | 2006/11/29 06:10

653さんへ

そうですね、秋田県でも北の方の食文化なので由利本荘地域では常食のものではないと、私も感じています。

投稿: arube | 2006/11/29 06:53

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